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【翻訳記事】「完全菜食主義のベーカリーがオープン(パレスチナ)」

何十年にもわたる軍事的占領に苦しむパレスチナ人は、鳥や四足の動物の友人たちを支配することは許されるのかもしれない。しかしケールド・サフィは、町で初めてとなるビーガン(完全菜食主義)のベーカリーをラマラのジャラゾーン難民キャンプに開店し、政治的緊張と文化的規範に挑戦状をたたきつけた。

ケールドがひと味違うパレスチナのパンを販売することを思いついたのは、彼の兄弟でパレスチナ動物連盟(PAL)代表を努めるアハメド・サフィの影響だ。

「パレスチナ以外ではあまり知られていませんが、私たちの伝統的な食べ物の多くはビーガンです」とケールドは言う。このベーカリーでは、動物由来の素材を豆乳や植物マーガリンに置き換え、この店がビーガンに関する議論と教育の場になることを目指している。開店までにはいくつもの困難があった。例えば、ビーガンの素材は通常イスラエルからの輸入である。「私たちの土地と人々の支配の正当化につながるような素材は、使いたくありませんでした。そのため、ビーガンの食べ物を提供するという目的を果たせない可能性もありました」。ケールは続けた。「難しかったのは、私たちの手が届くエシカル(倫理的)な原材料からできている代替物を見つけることでした」

「パレスチナと言えば、政治闘争を思い浮かべる人がほとんどでしょう」とアハメドは補足した。しかし、300人強のボランティアたちとともに働くこのPALの代表は、パレスチナ人は動物を大切にしていると言う。「私たちは、パレスチナの動物の保護に対する関心がより高まる中で、引き続き適切な対応を行っていきます」

by Lydia Noon
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※2016年1/2月合併号NI489 p7「Going vegan(Palestine)」の翻訳

  1. 2016/03/09(水) 00:01:52|
  2. 健康・食・農業
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