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【翻訳記事】 人々の都市菜園(ベネズエラ)


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ベネズエラの首都カラカスの屋台
Photo: Jaume EscofetCC BY-NC-SA 2.0


3年にわたるインフレと基本的食料の慢性的な不足が、ベネズエラに厳しい打撃を与えている。しかしこの物不足を乗り越えるために数百万の人々がとった行動は、暴動ではなく野菜栽培とその活動に参加するよう人々を誘うことだった。

「5年前に都市菜園を行っていたのは、私が知る限り8人だったと思います。でも今では約500人の人々を知っています」。町の栽培者グループ「ラ・ミンガ」のメンバーであるホセ・ロアイザはこう言い、窓枠の下、中庭、地域の公園がどのようにして栽培場所に変っていったのかを説明してくれた。

そしてジャーナリストで町会長のラヒャエル・ブースロイド=ロヤスが、「人々は食料の流通過程を理解し始めました」と付け加え、都会のコミュニティーが自家栽培では足りない分をまかなうために、もうけに走る中間業者をボイコットして直接農民から購入する現状を述べた。

ベネズエラの経済は、石油産業を基盤とした都市部中心の経済で、輸出に大きく依存している。しかしそれも問題の一部にすぎない。コミュニティー・オーガナイザー[訳注:地域活動を進める世話役]のジョエル・リナレスは、「人々の飢えは、闘う理由のひとつにすぎません」と言う。そして彼は、この危機が一層深刻化している要因として、イデオロギー的にチャビスモ[訳注:ベネズエラのチャベス元大統領がとっていたことにちなんだ左派的政治イデオロギー]と敵対する民間セクターによって完全に支配される輸入と流通のネットワークにあると説明する。

一方、政府の動きは鈍く、彼らが気の進まない仕事を草の根の人々に押しつけているというのが現状だ。

山間の町メリダの地域議会の広報担当を務めるエリオディナ・ヴィラレアルは、「未来は明るいようには思えません」と認める。「しかし、私たちの消費行動は変わりつつあり、自分たちが持っているものに価値を見いだすことを学んでいるところです。ですから私たちには分かります。私たちはこの問題を乗り越えていきます」◆

byタマラ・ピアソン


2016年9月号NI495p7「Grassroots growers (VENEZUELA)」の翻訳です。c495-100.jpg



  1. 2016/09/30(金) 01:51:52|
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